辻井タカ子の
2005年
9月議会一般質問の報告(要旨)

9月議会は次の3つの項目で質問しました。
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します。

防災対策について
  ★無料診断の継続と改修費補助の増額を!
  ★災害弱者対策のシステムづくりを早急に!
消防力の向上について
  ★来年度採用から計画的増員を!
  ★団塊の世代50人退職
平和行政の推進について
  ★非核平和都市宣言を!
  ★原爆パネルと戦争遺跡の活用を!
消防力の向上について

 消防職員の基準からは80人不足
≪来年度採用から計画的増員を!≫
 高齢化や建物の高層化、高速道路など生活環境の変化、災害の複雑多様化などの中にあって、消防力向上は緊急な課題になっています。救急出動は、10年前の2,164件から3,264件と1.5倍に増加し、救急車の3台同時出動や、交通事故などに消防車が支援出動する回数の伸びは著しく、救急車の出動中は火災などに対応できないと指摘し質問しました。
 「消防力の基準」は、市町村が適正な消防力を整備するための指針として定められています。それによると消防職員は191人。しかし、東海市の消防職員は111人で80人不足します。全国平均充足率75.5%よりも低い状態にあるとただしました。

消防職員充足率(国基準)
全国平均 75.5%
県平均 68.8%
東海市 58.1%


団塊の世代50人退職≫
 又、平成20年から団塊の世代が5年間で50人、職員の約半数近くが退職し、消防力の低下が懸念されます。さらに、30代の中堅職員がいないことや、新人の教育期間などを考慮し、来年度からの計画的な増員を求めました。

消防長は、火災出動の際必要な人数は、消防車5台で20人だが、現状は14人体制。充足率は県平均からも低い。急激な消防力の低下を招かないよう、充実を図るため計画的に採用をしていく。来年度は5名の採用を、以後同様に考えていると答弁。

 
≪無料診断の継続と改修費補助の増額を!》
 阪神淡路大震災の教訓は、建物の倒壊を防ぐ、災害弱者への支援体制の構築などがあげられています。
 無料耐震診断は対象木造住宅1万200棟のうち、今年度申し込み分を入れてもやっと約1割という状況を示し、今年度終了予定の無料耐震診断は継続して、個別通知などで周知を図り受診率を高めるよう訴えました。

 又、耐震改修は無料耐震診断実績800棟のうち、23棟しかなく、耐震改修費は平均約200万円、60万円の補助を受けても140万円の自己負担が必要で、改修にお金がかかり工事をあきらめる人も多く、補助金を上限100万円に増額するよう求めました。

 建設部長は、無料診断は継続する。周知方法は検討する。増額は補助金の見直しの中で考えたいと答弁。



≪災害弱者対策のシステムづくりを早急に!≫ 
 さらに、核家族化や高齢化世帯の増加、生活スタイルの変化などによる家庭の防災対応が低下していると、障害者・高齢者の災害時の支援体制の重要性を指摘しました。「守秘義務」個人情報の保護から、事前登録制を取っている自治体の例をあげ、障害者・高齢者の情報の入手が難しい状況の中、誰がどのように把握しどう対応するのか、システムの構築が緊急な課題とただしました。
 又、3月に「集中豪雨時などにおける情報伝達及び高齢者などの避難支援に関する検討会」が「災害時要援護者の支援ガイドライン」を発表しました。その中で課題として、1.情報伝達体制の整備  2.災害時要援護者情報の共有  3.避難支援計画の具体化があげられていることを紹介し、早急な対応を求めました。


 総務部長は、要援護者の支援のあり方を考えていく。ガイドラインについては、先進地の例を参考にしながら具体化に向けて調査・研究をしていくと答弁。


防災対策について
≪非核平和都市宣言を!≫  
 今年は終戦60周年です。全米市長会議は「核兵器廃絶決議」を。この1月には、全国市長会が、「核兵器廃絶を求める決議を」をしています。
 市内では、市民団体による核兵器廃絶平和行進知多コースが、例年より多い延べ180人の参加となり、市主催60年記念事業は、「語り継ぐ戦争体験を読む会」の人たちとの協同で開催する事ができ、さらに「原爆と人間」のパネル展は見た人の心を打ち、その人たちの口伝えによって訪れる人が多くなりました。
 このように、核兵器廃絶は国内外で大きな広がりをみせています。核兵器廃絶は市民共通の願いでもあり、60年を機に、非核平和都市宣言を行うよう訴えました。
市長は、議会の賛同と市民の盛り上がりが必要と答弁。



≪原爆パネルと戦争遺跡の活用を!≫
 又、記念事業、「原爆と人間」のパネル展は、口伝えで広がり、パネルを食い入るように見る市民の姿があったが、アンケートに寄せられた声とパネルの今後の取り組みを求めました。
 続いて、戦争体験を伝える語り部も少なくなる中、戦争遺跡は重要な「生き証人」となっています。名和町太佐山の高射砲陣地跡は6つの砲座跡が並び、指揮所跡、兵舎跡、弾薬庫跡などが当時のまま残っている重要な戦跡です。このままでは風化してしまうと、戦跡の保存と活用をただしました。
 
企画部長は、アンケートには30人余が、戦争への怒り、平和の大切さ・願い、決意の言葉、他の場所での開催や感謝の言葉など寄せられ、予想以上に大きな反響があった。パネルの貸し出しなど活用を考えたいと答弁。
 建設部長は、高射砲陣地跡は「緑陽公園」構想に入っているが計画は進んでいない。私有地で案内板は難しい。学芸員が調査し資料を集めていると答弁。
平和行政の推進について